犬鳴山(温泉郷~ハイキングコース)

ようこそ犬鳴山へ Welcome to Mount Inunaki

犬鳴山は、七宝瀧寺の山号である「いぬなきさん」に由来した、泉佐野市大木犬鳴にある山域です。

犬鳴山の名の由来にまつわる伝説

一匹の鹿を追っていた紀州の猟師は、突然連れていた犬が激しく鳴きだし、狙っていた鹿が逃げてしまったため、怒って犬の首をはねました。はねられた首は大蛇に噛み付き、主人が大蛇に狙われていることを知って鳴いていたことに気付いた猟師は、悔いて七宝滝寺の僧となり愛犬を供養しました。これを聞いた天皇は感銘を受け、七宝滝寺に『以後「いぬなきさん」と改めよ』と勅号を賜ったそうです。
泉佐野市のゆるキャラ、イヌナキンは義犬伝説をモチーフにしています。

大阪府唯一の温泉郷

犬鳴山温泉は大阪府唯一の温泉郷で、美人の湯と言われております。犬鳴山バス停を降りてすぐ、不動口館み奈美亭犬鳴温泉センターの順に入浴・食事ができる施設が立ち並んでおり、春は山桜、夏は川遊び、秋は美しい紅葉、冬は冷たく澄んだ空気など、季節ごとに違う景色があります。


また、参道とは別のルートになりますが、犬鳴山バス停からそのまま道路沿いに進み、左手の坂を下りると、源泉で泉質が良い「湯元温泉荘」(山乃湯)があります。小規模な施設ですが、温泉マニアに人気があります。

ハイキング

犬鳴山バス停から参道に向かって進むと、大阪で一番高い杉と言われる「のっぽ杉」があります。

参道の入口には結界を表す〆縄が張られ、神聖な雰囲気に気が引き締まります。

犬鳴川渓流沿いの景観は「大阪府 緑の百選」にも選ばれており、川のせせらぎとカジカの鳴き声など、自然を感じながら散策を楽しめます。また、初夏の夜には蛍が飛び交うことも。

さらに川沿いを登ると、官女の志津の悲恋物語が伝えられる「志津の涙水」、大護摩場の広場で山域を守るかのように立つ「不動明王像」、伝説の「義犬の墓」、そして、七宝瀧寺が見えてきます。七宝瀧寺本堂には亀石占いの石があり、軽く持ち上げられた人は、願いが叶うかも知れませんね。

本堂前を過ぎると「清滝堂」、男女問わず滝行ができる「行者の滝」があり、全国より修験道を行う方がたくさん訪れます。山中には両界の滝をはじめ七つの滝や覗き岩、蟻の戸渡り、胎内くぐりなどの行場があり、強力なパワースポットとしても訪れる人々を魅了しています。

南海ウィングバス・犬鳴線 泉佐野駅から約30分・JR日根野駅から約20分
犬鳴山バス停下車
バスご利用の方はまち処で販売の「犬鳴山1dayフリーパス」で、お得な運賃で乗車できます。
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駐車場あり

住所

大阪府泉佐野市大木